【資料集刊行の現状を新聞で紹介】紙の資料集 販売激減 オンラインDB移行の動きも

【速報】
クロスカルチャー出版、すいれん舎、ゆまに書房、丸善雄松堂に取材した記事が掲載される。

2025年12月8日付読売新聞朝刊文化欄からの抜粋。


紙の資料集販売が半減 大学図書館の予算削減響く 収蔵場所も問題 オンラインDBの移行する動きも

現在8シリーズ91巻の『日本経済調査資料』など資料集刊行に注力するクロスカルチャー出版でも、1990年代には1タイトルあたり300~400部売れていたものが、よくて70部ほどに激減したという大きな理由は、国公私立の大学図書館の予算削減だ。日本図書館協会の調査によると、国公私立の大学図書館の図書費(決算額)は、2008年度の251億円(決算額。以下同じ)から22年度には118億円に減った。さらに、特定の海外出版社から刊行される、高額の英文電子雑誌(電子ジャーナル)への支出増加による影響も大きい。論文が国際的に評価されるためには掲載が必須で、最新動向のチェックもあり契約が欠かせないからだ。電子ジャーナル等への資料費は200億円(08年度)から、336億円(22年度)と図書費を逆転。クロスカルチャー出版の川角功成社長は「学問の主流も、歴史実証主義的なものから情報系に変わってきたように感じる。資料集を必要としていないのかもしれない」と肩を落とす。紙ではなく、電子書籍やオンラインDBで資料集を出す動きもある。出版せず、オンライン資料集に移行する動きもある。歴史関係の資料集を長く出版してきた丸善雄松堂は12年以降、新規の資料集を配信のみにした。それまではマイクロフィルムやCDなどの媒体で出していたが、利用者の利便性を考え、移行したという。現在は年間数点を配信している。中略。
図書館情報学が専門の根本彰・東大名誉予教授は、資料集の刊行がなくなることを危惧し、発掘、保存、利用に関する体制づくりを議論すべきだと訴える。オンラインDBでは閲覧者が制限されるとし、「図書館には情報を公平に、多くの人が閲覧できるようにする役割がある。一次資料は、図書館や文書館などで永久保存されるべきだ」と話す。


さて、反響はいかに——。以下は現在までに届いたメールやラインでの反響です。
❶「オンラインDBでは閲覧者が制限される」点、重要な指摘だと思います。(京都在住の大学教師)
❷なかなか厳しい資料集刊行の実態が伝わってきます。この記事は、こんな資料集が刊行されているのだと知らせることができるので、もっと、こういう紙媒体の書籍資料を新聞社も、宣伝しいほしいです。貴重、希少なもの、珍しいもの、限定ものなど、歴史を変える資料があれば良いのですが、それを目指し、近づけるように、歴史史料を発掘したいです。(福島在住の元大学教師)
❸嘆かわしい傾向です。(京都在住の大学教師)
❹購入セット数がこんなに少ないとは驚きです。研究動向を踏まえ、できるだけ広い市場向けの資料集の出版を心がけてください。(京都在住の元大学教師)
❺これまでの御社の活動が評価されたものと喜んでおります。(福島在住の元公務員)
❻肩を落とさないで。(福島在住の元公務員)
❼大学内で当該の記事を読むように共有しました。(大阪在住の男性)
❽根本先生が言われているように、紙媒体の資料を収集、保管するシステムの検討、紙媒体収集の重要性などが、さらに注目され議論されることが大切だと思いました。(東京在住の元大学教師)
❾良い記事ですね。こういう訴えが図書館や文科省、政府に届くと良いんですけどね。(福岡在住の大学教師)
❿すごいですね。(東京在住のフリーの編集者)




下記の記事も参照。

https://note.com/famous_drake2838/n/nae394c9041e8?sub_rt=share_pw


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