新新・社長の昼めし No.44 『 嘉らく』のとんかつ定食



社長の昼飯し No.44  とんかつ定食 1750円  ★★

大昔Y市T区A商店街にとんかつ『さわ田』なる店がありました。家族でとんかつ弁当を作っていた店です。何軒か並ぶ店の奥にその店はありましたが、主に仕出し中心で店内はテーブル2つとカウンターだけ。お姉さんがトントンと叩く音が狭い店内一杯に響き、人の話し声が聞こえなかったほど。揚げたてのとんかつはパリッと、サクサク、ふわふわ、これがあれから相当経っているのにまだ舌が覚えています。あの人たちは今どうしているのかしら。

さて、今回登場の新参とんかつ『嘉らく』は、4月9日にできたほやほやの店。これまで①ポンチ軒②とんかつおリベ③カツ吉水道橋店④和幸⑤とんかつ九六喜ととんかつ店を食べ歩いてきた筆者は、この新規参入のとんかつ定食を食べてみて感慨を新たにしました。とんかつはまあまあの味でしたが今どきの食文化を考えさせられました。庶民の味がその食材によって価値が高まるのは良いですが、わけのわからない付加価値つけて値段が上がるのは私たち庶民にとってはやるせない感じがします。上記に挙げた中では『和幸』はご飯、味噌汁とキャベツがおかわり自由で庶民にはありがたいのですが、新規参入店のとんかつ定食は、鹿児島産使用のとんかつみたいで、やや大きく食べ応えはありました。しかし、値段的にはあと500円安価にして1200円(できれば1000円以内)が妥当ではないでしょうか。少し小さくしてサクサク感を出す工夫が必要でしょう。余計なものを落としてキャベツとレモンだけの付け足しにして価格を抑えてくれれば助かるのにと感じました。

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